#11 カミナンドコーディネート

Styling Note

 残暑が続く中入替えも含め秋冬物を意識しはじめるシーズンです。まだまだ夏物を選ぶことがほとんどですが、足元は秋冬を早めに取り入れるとスマートに季節感を先取りできます。

きれいめカジュアルがベースの場合には全体をきれいに仕上げるだけでなく、箇所箇所で少しだけテイストを外す”外しテクニック”が重要になります。”外し”を入れる場所は色々ありますが、ポピュラーなのは衿に抜け感を出したり、お袖を捲くったりすることでラフさを作り出しする方法です。意図的に綺麗めの統一性を崩していきます

 他にもよく使われるのが足元での外しテクニックです。手っ取り早くスニーカーで外すのもアリですがあまりに一般的で、お洒落なのかただスニーカーが楽だったのか、境目が曖昧になる嫌いもあります。

簡単に完結するスニーカーに頼り過ぎず、コーディネートの幅を広げていく上で今回ご紹介したいアイテムは皮を使った3種類のお勧めシューズで、ブランドは特にカミナンドがお気に入りです。

CAMINANDOファー付きサンダル(下写真2枚)

 CAMINANDO(カミナンド)は2008年に誕生した日本のシューズブランド 。  ドゥズィーエムクラスやアパルトモン、ナノ・ユニバースなどでもセレクトされ販売されています。熟練した靴職人を擁するメキシコのファクトリーの中からモデルやデザインに合わせ、最も適したファクトリーを選定し生産を行っているそうです。

ラビットファーをあしらったデザインは今の季節にぴったりです。ソールがクッション性に優れ、足裏にフィットし履き心地も満点です。

細身パンツやデニムにも好相性で、さらには旬のテントワンピースやスカートスタイリングの外しアイテムにも重宝します。サテン素材やプリーツデザインのロングスカートとの組み合わせが最近の私のお気に入りです。チラッと見えるファーはとても目を引き「それどこのサンダル?」と何度も聞かれました。この時期だけではなくソックス合わせで冬でもコーディネートが楽しめます。


ファースリッポン(下写真2枚) ※写真はカミナンドの旧モデル

問い合わせたところファースリッポンに関してはカミナンドは今季の生産は残念ながら予定が無いとのことですが、本命のGucci、さらにはプチプラで探してみても豊富に出回っていて購入しやすいアイテムです。

内底にファーがあしらってあるデザインは目を引き、私もとても気に入って一目惚れで購入しました。 昨年に引き続き目が離せないアイテムで、今シーズンも引き続き活躍できる一足になると思います。モダンにもトラッドにも仕上げてくれ、外しアイテムとしても優れものです。

CAMINANDOローファー(下写真) ※写真はカミナンドの旧モデル

ジレコーディネート後

 私個人はきれいめカジュアルがほどんどなのでポインテッドトゥ(尖ったつま先形状)を履くことが多いのですが、トラッド系も嫌いではなくローファーはいくつか持っています。

モードにまとめるのが今どきローファーの合わせ方です。足の甲が深めに隠れるローファーはワイドパンツには重たい印象になるのでやはり細身を選ぶのが良いと思います。シンプルなニット×パンツコーデではマニッシュさがプラスして全体を引き締めてくれます。

ローファーはカジュアルが得意な方にはスムーズに履いていただけるシューズだと思いますが、きれいめ好みの方は「ちょっと難しいかな」と思われるかもしれません。しかしトラッドに近い革のローファーやスリッポンなどは、使いどころが慣れてくると思いの他コーディネートしやすいアイテムとなります。


・CAMINANDOファー付きサンダル
・ファースリッポン
・CAMINANDOローファー

以上3種類のシューズを足元コーデアイテムとして紹介させていただきましたが、マンネリを感じている方にはぜひオススメしたいアイテムです。上手く使うことで全体を今時の垢抜けた印象に一瞬で変えることができます。これぞと思う秋の一足に巡り会っていいただければと思います。

(上写真 ブランドは全てCAMINANDO 左からサンダル、スリッポン、ローファー)

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